深部体温を上げることで身体の中で様々な変化が起こり、健康面に良い効果が期待できます。
免疫機能の強化
深部体温が2℃上がると、免疫機能が大幅に強化されます。
例えば深部体温が38℃以上になると、免疫細胞(特にT細胞やマクロファージ)の活動が最大で50%増加することが知られています。これにより、細菌やウイルスに対する抵抗力が高まり、感染症への防御力が強化されるといわれています。
基礎代謝の増加
深部体温が2℃上昇すると、基礎代謝がかなり高まります。
これはエネルギー消費を増加させ、脂肪の燃焼を促進するため太りにくい身体づくりやダイエット効果が望めます。
深部体温+2℃(38℃以上)で基礎代謝が約20%増加することが報告されています。これにより、1日に 100~200 kcal 以上のエネルギー消費が増える可能性があり、ダイエットや体重管理にプラスの影響を与えることが期待されます。
血行促進と酸素供給の改善
深部体温が2℃上昇すると、血管が拡張し、血液の流れが増加します。これにより、筋肉や臓器に酸素や栄養が供給されやすくなります。
筋肉や臓器に対する酸素供給が改善されると、疲労回復や運動パフォーマンスの向上が期待できます。
筋肉の柔軟性と痛みの緩和
温熱が筋肉をリラックスさせ、筋肉の柔軟性を高め、痛みを和らげる効果があります。筋肉や関節のこわばりをほぐし、痛みの緩和が期待できます。
筋肉の柔軟性が 10~20% 改善され、筋肉の緊張が和らぐことが知られています。これにより、肩こりや腰痛などの軽減が期待されます。
自律神経のバランス調整
深部体温が2℃上昇すると、自律神経のバランスが調整され、リラックス効果が得られます。副交感神経を優位にし、リラックス状態を促進します。
+2℃上昇することで、交感神経(精神的なストレスレベル)の活動が 20~30% 減少し、副交感神経(リラックスや回復を担当する)の活動が 40~50% 増加するといわれていいます。これにより、心拍数は 10~15拍/分 減少し、血圧も 10~15 mmHg 下がることがあります。結果として、リラックス感が得られ、ストレスが軽減されやすくなります。
血糖値の改善
深部体温が上がることで、インスリンの効きが良くなり、血糖値のコントロールが改善されることが期待されます。
深部体温が2℃上昇すると、インスリン感受性が 約30~40% 向上することがあります。これにより、食後の血糖値の上昇が抑制され、糖尿病の予防や改善に寄与する可能性があります。
老廃物の排出
発汗が促進され、体内の老廃物や毒素を排出する効果があり、体内の浄化が進みます。
深部体温が2℃上昇すると、発汗量が通常の2~3倍に増加することがあります。この増加した発汗によって、老廃物や余分な塩分、重金属などが体外に排出され、デトックス効果が高まります。
8. 精神的なリフレッシュと集中力の向上
適度な体温の上昇は、副交感神経を刺激し、リラックスや集中力を高める効果があります。これにより、ストレスが減少し、精神的な回復が促進されます。
疲れにくく病気に負けない身体へ
Towards a body that can withstand illness
体温の高さ=健康のバロメーター
木浴は、たった15 分で平均約+2°Cまで深部体温を上げることができます。
また木浴に入浴すると、その日はもちろんのこと次の日まで身体のポカポカが続きやすく、初めての感覚だとお客様にもよく驚かれます。
そして木浴を長期間続けていくことで、基礎体温のアップも期待できるため、冷え性や疲労の改善、免疫機能の向上などの体質改善にも役立ちます。
「冷えは万病の元」、治療には「手当」という言葉が使われますが、手のひらの暖かさを体に当て、伝えることで傷を癒すといわれております。
普段から体温の高い状態をキープできるようになると、自ずと疲れにくく病気に負けない身体へと体質改善していきます。